こんにちは、ぎおんスマート塾の佐藤です!
昨日の続きのお話をさせていただきます\(◎o◎)/!
こちらは、昨日の表に色を塗ってみたものです。
まず、
・濃い黄色→入試実施年度と作品出版年の差が1年のもの
・薄い黄色→差が2年のもの
で色分けしてみました。
つまり、つい最近出版された作品を題材にしている都道府県、ということです。
すると、
濃い黄色が 16/35 = 45.7%
薄い黄色が 9/35 = 25.7%
両方合わせると 25/35 = 71.4%
という結果になりました。
(「不明」や「出題なし」は対象から外しています)
出版されてから2年以内の作品が結構採用されているな
という印象です(゜_゜)
ちなみに、「同じ作者」あるいは「同じ作品」は青で色分けしました。
その結果、
にしぐちようこさんの『ぼくたちのP(パラダイス)』
小嶋陽太郎さんの『ぼくのとなりにきみ』
はそれぞれ2つの異なる都道府県で採用されていました。
宮下奈都さん、額賀澪さん、原田マハさんに関しては、別の作品にはなりますがそれぞれ2つの都道府県で採用されていました。
今まさに「次に何の本を読もうか迷っている!」という人は、これらの作家さん、あるいは作品の中から選んでみてもいいかもしれませんね!
さて、いよいよお待ちかね・・・
ここからは広島県のお話に移ります\(^o^)/
まぁ、ここまでの流れを踏まえてみると、
「はいはい、どうせ広島も最近の作品から出題されているんでしょ」
と思ってしまう、いや思ってしまいたいのですが、非常に残念なお知らせをしなければならないことをここにお詫びしておきます。
以下、広島県の過去5年分です。
大変申し訳ありません。
私達が望んでいた結末は、これじゃありませんでした。
「広島県もやはり、出版されてから1,2年の作品が問題に採用されやすいみたいですね!」でバシッと締めくくりたかったです。
しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
直視したくないですが冷静にこの事実を受けとめましょう。
受けとめたうえで、これから私たちにできることはいったい何でしょうか?
私は「古い文章アレルギーをなくすこと」だと思います。
私自身そうだった、というか今もそうなのですが、例えば「坂の上の雲」とか「水滸伝」等の時代小説といわれるものがとても苦手でした。
もう、登場人物の名前とか口調が時代劇っぽいだけで、途端に読む気が失せてしまうのです。
しかし、入試問題では「読む気がしないから」といってそこで読むのをやめるわけにはいきません。
どんな文章が出題されても、自分の好き嫌いに関係なく客観的に物語の内容を追って登場人物の心情変化を読みとっていかなければなりません。
正直、来年、再来年の入試で誰の作品が出題されるか言い当てることはできませんが、大切なのはそこではなく、川端康成や三島由紀夫などのいわゆる‘文豪’といわれる人たちの、ちょっととっつきにくいような作品も読む練習をしておくことが必要なのではないでしょうか。
例えばこんな人とか
こんな人とか
こんな人でもいいかもしれません
まぁ、そういう人たちです(ここにきて急激な息切れ感)。
文豪に限らず、様々なジャンルの文章に触れることで、どんな文章が出題されても動じずに読み進めていけるような姿勢を身に付けていきたいですね。
広島県の公立高校入試はただでさえ難しいといわれています。
今後、国語以外の科目についてもみなさんにお伝えしていければいいな、と思っています。
それでは、また明日\(◎o◎)/!
ぎおんスマート塾