ぎおんスマート塾ブログ

広島市安佐南区祇園にある、小中学生を対象とした学習塾です!

時間と時刻

こんにちは!

ぎおんスマート塾の大場です。

 

今回は、算数についてのお話をしたいと思います。

実は今、市内の小学校で週2回ほど、授業のお手伝いをしています。

 

先週は、2年生の算数「時間と時刻」の授業を行いました。

低学年の児童にとっては、かなり難しい単元だと思います。

 

 

まず、「時間と時刻」の違いを理解するのに時間がかかります。

 

時刻は,時の流れの中の各瞬間,つまり,1点を示し,時間は,時刻のある点からある点までのへだたり,つまり,時の経過の長さを示すものです。

 

つまり

時刻の場合は

「今、何時何分?」

「家を出る時刻は何時何分?」

「学校に着く時刻は何時何分?」

時間は

「家を出てから学校に着くまでの時間は何分かかりましたか?」

というイメージです。

 

 

この違いを理解するのが難しいんです。

例えば「午後2時から午後5時まで何時間ですか?」

という問題では、「午後3時」「午後3時間」という誤答が見られます。

 

 

 

 

また、〇分後、△分前の時刻を求める問題も、難しいところです。

 

「〇分後だから、時計の針を進めてみよう」

「△分前だから、時計の針を巻き戻そう」

 

と一緒に考えていくのですが、一緒に考えると出来ても、いざ1人で問題に取り組むと、「あれ?どっちだっけ?」という声が聞かれるようになります。

 

これは、おそらく、「前に進む」という言葉によるものではないかと私は考えます。

 

・〇分後→進む
・〇分前→戻る

 

「後」なのに「進む」…進むといったら前じゃないの?ということで混乱が起きているのではないでしょうか。

 

また、時間と時刻の違いも、普段の生活で「今の時間は?」「〇時△分」というやり取りをしていることが、すぐには理解できない原因ではないかと思います。

 

 

このように、理解するまでにとても時間のかかる単元ですが、問題を繰り返し解いたり、日常生活でも意識したりすることによって、少しずつ慣れていって欲しいと思います。

 

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それでは、また(^_^)/

 

 

 

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